BMW02入門 その2
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*購入指南
0.見る目を養う 当然のことながら、生産が中止されていますので新車は現存しません。 車年齢も40歳近いので、個々の車の状態による程度の差が大きく 単に年式による程度の差では、見極めは出来ません。 10台あれば、10台とも違うと思います。 こういった古い車の場合、一般に車の状態で価格が決まる場合が多いですが、 値段が高ければ必ずしも程度が良いというモノでのありません。 また、とかく02に限らず古い車は、どんなにボロくても誉める傾向にあります。 ですから、程度の良い悪い等を見極める車を見る目は自分で養うしかありません。 とにかく、たくさんのBMW02をご覧になることをお薦めします。 ある程度、見る目を養われてからでも、購入は遅くないと思います。 専門店などや在庫のあるショップ巡りも良いですが、クラシックカーの イベントやBMW02系オーナーズクラブのイベントにビジターとして 見学参加されると一挙に見聞が広がります。 貴方の目指すBMW02ライフに近いオーナーさんもいらっしゃるかもしれません。
1.専門店 予算があるのなら、専門店での購入が一番良いと思います。 専門店ならではのノウハウで整備されていますので、この点が安心です。 例えば、専門店以外で、150万円で購入して、その後の整備・修理費に なんだかんだと100万円以上かかるのであれば、最初から専門店で 250万円で購入する方が良かった。 と、このように後々専門店で購入すれば良かったという話は、正直なところよく聞く話です。 ただし、希望のバリエーションが在庫車として必ずしもあるとは限りません。 気長に待てる人は、希望の車を予約することも出来る場合があります。
さらに予算があり気長に待てる人は、レストアをオーダーされるのもいいでしょう。 レストアの完成には、長い時間がかかりますが、細かい仕様等オーダーが出来ます。 勘違いされている人が多いのですが、「レストア」とは、「復元」を意味します。 レストア車=新車とは異なります。 予算無制限で全て新品パーツでレストアすれば、新車に近い仕上がりになるでしょう。 (その場合、新品パーツ代だけでも、現行BMW1台分くらいの値段になるでしょう・・・) ですから、通常は、限られた予算内でのレストアとなると思います。 BMW02は、確かにBMWの中では、比較的、廉価なモデルですが、 それでも、パーツ類は高価な部類に入ると思います。 レストアのオーダーをされる場合は、どれくらいの予算で、どこにポイントをおいて 作業をするのかなど、ショップ側とよく相談されることが大切です。 レストアが仕上がった後も、初期の細かな調整や、慣らし運転を十分経て、ようやく完成となることでしょう。 その後、BMW02を長く維持していけるかは、オーナーの貴方次第です。 ショップと二人三脚で貴方のBMW02を仕上げて行き、維持して行くことを忘れてはいけません。 ご自身でする作業をショップに代わりにやってもらっているような感じが良いかもしれません。
さて、裏技でも無いですが、専門店でもリーズナブルな在庫車がある場合があります。 これは専門店では、レストアベースの在庫車であっても、そのままでも十分に 乗れる状態にあるもの。 雑誌の広告やHPの在庫車に載る前の買い取り車や下取り車などです。 どうしても購入予算が無い場合でも、最低限の整備だけ施す、割り切った 購入手段もあるように思います。 また、専門店ともコネクションを持つ上でも有効な手段かもしれません。 とかく専門店は、敷居が高いと思われがちですが、より多くのBMW02から 貴方のBMW02を選択する点では選択の1つになると思います。 個人売買などで程度の悪いBMW02を買って、どうしょうもなくなってから、 専門店に持ち込むよりは、良いように思います。 いずれの場合も、とにかく一度、相談されるのも良いかと思います。
2.中古ショップ 最近では、残念ながら、店頭では、ほとんど見なくなりました。 買い取り、下取りなど、程度の良いBMW02との出会いがあるかもしれません。 実際、自動車関係に従事される方が所有されて、きちんと整備がされた状態の いわゆる出物BMW02もたまにみかけます。 いずれにせよ、車検がいつまであったのかとか、どれくらい動いていないのかとか、 前のオーナーの整備状況など、そのBMW02の素性を良く調べることが肝心です。 偶然に何となくBMW02に出会ってしまって、虜になってしまうことがありますが、 車の状態やその後のメンテナンスも考えて購入しましょう。 ろくに整備もしないで、専門店と同じプライスを付けたショップもありますから、 このあたりは、特にご用心を・・・ BMW02限らず、小傷を直し、ライトやモールだけ新品に交換して仕上げ、 肝心な所の整備やメンテが出来ていない車は、案外多いです。 こういう車は、結局、購入してから、ずっと、どこかしら直し続けることになったします。 メカに自信のある人は、このあたりを割り切って、とりあえず、乗れる程度に 仕上げられた車を購入して、こつこつと直していくのも良いと思います。 また、旧い車の場合、保証は基本的には無いと思ったほうが良いでしょう。
3.個人売買 これは!!という、思わぬレアコンディションとの出会いがあるかもしれません。 一方、メンテナンスで手に負えなくなって、手放す車なのかもしれません。 運命の分かれ道、特に車の状態を見る目が重要になってきます。 個人売買の場合、前の持ち主がハッキリとわかっている点が良いです。 しかし、抹消され、転売されている場合は、この限りではありません。 整備状況など実車をじっくりと観察して見極める必要があります。 すべてが自己責任ですので、購入する側のリスクが大きいです。 名義変更が終われば、例え1mでもハンドルを握っている貴方の責任です。 当然のことながら、ノーリターンノークレーム、保証もありません。 特に今流行のネットオークションなどで実車を見ないで購入される方は、 デジカメ画像は、実車より綺麗に撮れる傾向にありますので、ご注意下さい。 できることなら、BMW02を見る目をしっかりと養ってから、チャレンジしましょう。
4.その他 格安レストアベース車を購入して自分でレストアして仕上げる。 コツコツとレストアを楽しむのも一つのBMW02ライフです。 ベース車といっても、再生できない様な状態のBMW02を買っては、意味がありません。 「部品取り車」と偽った、取るべき部品の残っていない「部品剥がされ車」もありますので、ご用心下さい。 ご自身のレストアの方向性を考えながら、ボディの状態等、各部のチェックはもちろん、 再使用可能なパーツと要交換パーツの確認、欠損パーツの確認等が要だと思います。 しかしながら、実際、このようなBMW02を購入したのはいいが、なかなか思うようにはいかず、 次第にモチベーションが下がって、長年レストアが完成しない人を多くみかけます。 レストアそのものを楽しむ人、メカの腕に自信のある人、気の長い人には良いと思いますが、 かなり根気が必要なので、普通はなかなか難しいと思います。 もちろん、すぐに乗りたい人には、向きません。
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